ここでは、酬恩庵(シュウオンアン)一休寺 について紹介します。

在所:京田辺市薪里ノ内102

【ポイント】

①.宗派;臨済宗大徳寺派

③.本尊;釈迦如来

③.沿革

 ・正応年間(1288-1293)鎌倉時代中国で学んだ後に、ここに道場(妙勝寺)が前身。

 ・元弘年間(1331-1334)兵火で衰退。

 ・康正2年(1456)に一休宗純が草庵を結んで中興。

 ・一休は大徳寺住持となっても塔庵から通った。

 ・総門の前で金春善竹が一休のために能を演じたという。

 ・慶安3年(1650)前田利常が伽藍お再興

  狩野探幽に障壁画43面奉納。

  江戸幕府から朱印状が与えられる。

④.文化財

 ・本堂(法堂);重要文化財・・・永享年間(1429-1441)室町幕府将軍足利義教建立の禅宗様仏殿

 ・鐘楼;重要文化財・・・慶安3年(1650)前田利常が修復

  梵鐘は元和9年(1623)造りの銘

 ・東司;重要文化財・・・慶安3年(1650)前田利常が再建

 ・庫裡;重要文化財・・・慶安3年(1650)前田利常が再建

 ・唐門(玄関);重要文化財・・・慶安3年(1650)前田利常が再建

 ・浴室;重要文化財・・・慶安3年(1650)前田利常が再建

 ・方丈;重要文化財・・・慶安3年(1650)前田利常が再建

 ・方丈南庭;国指定名勝・・・白砂の大海を表した庭園

 ・方丈東庭;国指定名勝・・・十六羅漢の様子を表した庭園

 ・方丈北庭;国指定名勝・・・枯滝落水の様子を表した庭園

 ・虎丘庭園;国指定名勝・・・虎丘庵の周囲の室町時代の禅院枯山水庭園。宮内庁管理、内部見学不可。

 ・虎行庵;京都府指定有形文化財・・・応仁元年(1467)京都東山から移築。宮内庁管理、内部見学不可。

  茶室造りの檜皮葺屋根の建物で当寺文化サロン的役割を担った。

 ・総門;京都府指定有形文化財・・・総門前には金春善竹の屋敷があった。

 

1.駐車場       ;

2.一休寺総門内側   ;案内板と井汲禅師直筆の碑

3.浴室(一休寺)   ;重要文化財

4.三本杉       ;一休禅師と蓮如上人の交流の証の杉

5.絵馬奉納所     :一休禅師の誕生日にちなんで1月の最終日曜日に祈祷。

6.宗純王廟(一休禅師);宮内庁管理

7.虎丘庵       ;一休禅師が晩年森女史と居住した住まい、唐門は重要文化財。宮内庁管理。

             内部の虎丘園は国指定名勝

8.方丈(一休寺)   ;法要行う場所。重要文方丈化財

9.方丈南庭園     ;国指定名勝

10.方丈東庭園     ;国指定名勝

11.方丈北庭園     ;国指定名勝

12.法堂(本堂)    ;重要文化財。別名『酬恩庵』

13.宝物殿       ;

14.一休禅師像     ;修行僧時代の像

15.開山堂       ;前身の妙勝寺を開祖した○○を祀るお堂

16.一休さん像     ;寺小僧時代の一休禅師像

17.蓮池        ;

18.このはしわたるからず江戸時代のとんち話から後世に作られたもの

19.20世紀の森    ;地元住民が約50体の羅漢像を奉納

20.一休寺墓地     ;能、茶人などの墓石

21.一休寺鐘楼     ;重要文化財

22.一休寺総門        ;京都府有形文化財

23.薪能金春芝跡    ;金春禅竹が一休禅師に猿楽を演じ観覧に供した場所。

※ この『東司』『庫裡』の建物が重要文化財であるが、立ち入り調査・見学不可能なため紹介から外しました。

【参考情報】

インターネット:境内案内・酬恩庵一休寺

Wikipedia:一休宗純

【交通アクセス】

一休寺北行き(ソフィアモール「66A」「66B」)・・・松井山手駅

一休寺南行き(京田辺市役所「66A」「66B」)・・・JR京田辺駅、近鉄新田辺

一休ケ丘(穂谷「70」「81」)・・・穂谷口

穂谷口(枚方市駅南口「70」「72」・・・枚方市駅