円照寺(えんしょうじ)は、野田の、元加治駅の近くにある真言宗の寺院(1.2)。本尊は三尊阿弥陀。康元元年(1256)に高野山から丹党の氏神・丹生明神を勧請して一族の鎮守とした、丹党・加治氏の菩提寺(1.2)。武蔵野七福神の1つ(1.1)。
什宝
板碑
円照寺には、境内から出土した板碑約40基が所蔵されており、うち6基が国の重要文化財に指定されている(円照寺の板碑)(1.2)。
境内
北向き不動堂
山門の左手に、安永8年(1779)に再建された間口3間の寄棟造りの北向き不動堂がある。1923年(大正12)に屋根が瓦に葺き替えられ、その後、更に銅板に葺き替えられた。軒まわりに彫刻が施されている。(1.2)
不動堂とその棟札は市の文化財に指定されている(円照寺不動堂付棟札)(1)。
中世墓址
(いつ)境内裏(西側)の宅地から板碑や蔵骨器を伴う中世墓址が発見され、出土した蔵骨器5点と板碑7基が県の文化財に指定された(円照寺裏墓跡出土蔵骨器及び板石塔婆付板石塔婆残欠)(1.2)。
池
境内にある池で、鯉が水面をゆらす情景は、安らぎを与えてくれる(1.1)。
所在地
西武池袋線の元加治駅前から、入間市駅方面に向かって線路沿いを150メートルほど進み、踏切を渡るとすぐ右手にある(1.1)。
リンク
- 梅松山 円泉寺「武蔵野七福神・弁財天 円照寺の睡蓮とコウホネ 埼玉県入間」ブログ 円泉寺便り、2020年7月3日
参考資料
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入間市ウェブサイト
- 環境経済部商工観光課、景観50選>44.円照寺、2017年3月3日
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教育部博物館
- 入間市 指定文化財 21~30>27 円照寺不動堂(えんしょうじふどうどう)付(つけたり)棟札(むなふだ)、最終更新 2017年3月3日
- いるまの文化財>2 円照寺(えんしょうじ)の板碑(いたび)、最終更新 2020年11月14日
- いるまの文化財>3 円照寺裏墓跡出土蔵骨器(えんしょうじうらはかあとしゅつどぞうこつき)及び板石塔婆(いたいしとうば)付(つけたり)板石塔婆(いたいしとうば)残欠(ざんけつ)6、最終更新 2019年11月14日