平成29年の台風21号は、九度山町に大きな爪痕を残しました。

町内「雨の森」と「中古沢」では、国道370号の半分ほどが川側に崩落し通行できなくなりました。「雨の森」は、半年経った今でも通行止めが続いています。

国道370号【雨の森】高野山側からの写真国道370号【雨の森】九度山側からの写真

また、南海電鉄高野線でも上古沢駅周辺が地滑りを起こしている状態で、高野下駅〜極楽橋駅間が不通となっています。

地元の人の話では、ここ50年、国道が崩落するほどの災害は記憶にないと話されていました。

過去にどんな災害があったんですか❓とお聞きすると、

「昭和34年伊勢湾台風、昭和36年第2室戸台風という有名な台風による被害も大きかったが・・・もっとも大きな被害が出たのは、昭和28年7月18日の水害かな。川沿いの家は全部被害を受けたし、赤瀬橋もなくなった。流木もたくさん流れてきてすごかったんや。」と教えてくれました。

ちなみに、平成29年に崩落した「雨の森」の道は、昭和28年の水害でも崩落したとのことです。