九度山町で避難情報が発令されたのは?

  1. 平成25年台風18号(平成25年9月16日)
    入郷・慈尊院地区の一部で「避難勧告」
  2. 平成29年台風21号(平成29年10月22日~23日)
    町全域で「避難勧告」、一部で「避難指示」
  3. 平成30年台風21号(平成30年9月4日)
    町全域で「避難準備高齢者等避難開始」
  4. 平成30年台風24号(平成30年9月30日)
    町全域で「避難準備高齢者等避難開始」

上記の台風のうち、特に大きな被害をもたらしたのは、1~3の台風。

  •  平成25年台風18号について
    【襲来日】
    平成25年9月16日(月)
    【避難情報】
    入郷・慈尊院地区の一部で避難勧告(午後12時に避難解除)
    【避難所開設数】
    2ヵ所(入郷コミュニティ消防センター、慈尊院児童館)
    →入郷6班が紀の川水位上昇のため、避難呼びかけ(対象世帯が20世帯)
    紀の川
    【主な被害】
    河川増水による浸水被害が多い。
    ①国道370号冠水(赤瀬橋~九度山駅下交差点)
    →全面通行止(9月16日8時40分)→解除・片側通行(9月17日9時40分)
    →冠水エリアで軽車両が流されている。(運転者無事)
    ドライブイン玉川峡の自販機が九度山駅下まで流される。
    赤瀬橋~九度山駅(1)赤瀬橋~九度山駅(2)玉川峡ドライブイン
    ②町道8号線冠水。
    ③河根地区千石橋の対岸の民家で床上浸水。
    →対象世帯2名は、河根水道会館に避難。
    ④丹生川ドームビレッジの宿泊客29人(大人20名、小人9名)が一時孤立。
    →道路啓開を行い、管理人と1家族(4名)のみ1泊し、帰宅。
    ⑤椎出の空出に行く道で土砂崩れ。
    ⑥さえもんが約1m程度浸水。ドアが水圧で破損。
    さえもん(1)さえもん(2)
    ⑦久保小学校から北又区間、土砂崩れで通行止。
    ⑧河根塩ノ瀬橋のNTT電線切断。
    ⑨河根・市平地区で停電。
    ⑩建物浸水(床上浸水4件、床下浸水3件)
    ⑪入郷児童館の護岸流失→看板「柿の里丹生川」の下4メートル陥没。
    入郷児童公園の護岸
  • 平成29年台風21号について
    【襲来日】
    平成29年10月22日(日)~23日(月)
    和歌山県の最接近は22日(日)午後9時ごろ
    【避難情報】
    22日(日)午後5時15分に町内全域に避難勧告を発令
    【避難所開設数・避難者数】
    15ヵ所(内8ヵ所で、避難者55人が一時避難)
    【主な被害】
    雨台風による道路崩壊・地滑りの被害が多い。
    ①上古沢駅付近の山間部で地滑り。
    →約6ヶ月間、高野下駅~極楽橋駅間不通。その間、高野山に行かれる方は、橋本駅から直通のバス。下古沢駅や上古沢駅を利用される方は、高野下駅からの代行タクシーの輸送で対応。
    →対象の山間部の下部にある家屋4世帯は、入郷地区の臨時避難所に避難。台風通過後も、県の災害対策工事で安全性が確保されるまで、雨等が強くなり、地滑りの可能性が高くなれば、その都度避難していた。
    →現在は、県の災害対策工事が完了し、復旧。
    上古沢駅線路土砂流出地盤ずれ〈上古沢〉
    ②雨の森地区の国道370号線の道路崩壊。
    →決壊時この道は通行止めになっていたため、けが人などの人的被害はなし。
    →近隣住民は、中央公民館に一時避難。
    →約6ヶ月にわたり通行止。その間は、フルーツラインが迂回路となる。
    国道370号〈雨の森〉(1)国道370号〈雨の森〉(2)
    ③国道370号線(中古沢地区)で道路崩壊。
    国道370号〈中古沢〉
    ④下古沢大橋で護岸崩壊。
    ⑤その他、町内各地で崩土や倒木など被害多数。
    町内での崩土(1)町内での崩土(2)
  • 平成30年台風21号について
    【襲来日】
    平成30年9月4日(火)
    【避難準備情報】
    4日(火)午前9時に町内全域に発令。午後5時15分に解除。
    【避難所開設数・避難者数】
    九度山小学校体育館 0人
    九度山中学校体育館 6人
    九度山文化スポーツセンター 9人
    旧古沢小学校体育館 0人
    文化財伝承館「ふれあい」 9人
    河根中学校体育館 0人
    くどやま森の童話館 0人
    九度山町ふるさとセンター 0人
    九度山町中央公民館 4人
    丹生川消防器具庫 1人
    合計11施設 計29人
    【主な被害】
    暴風による被害が多い。
    特に停電が長期になり、多くの住民の日常生活に大きな影響を及ぼした。
    ①過去最大の倒木被害。電柱等も多数倒壊。
    ②町内各地で停電発生。停電復旧に1週間以上かかる。
    →関西電力に早期復旧を依頼。
    ③役場庁舎も停電。
    →災害対策本部を非常用の発電機を備えたふるさとセンター4階会議室に設置。その他、役場や避難所に備蓄している発電機や投光器などを活用し、災害対応にあたる。
    ④農業も大きな被害。柿の木の倒木、ビニールハウスの破損など多数。
    構造改善〈下古沢〉(1)構造改善〈下古沢〉(2)
    国道370号〈下古沢〉下古沢大橋付近の護岸
    県道宿九度山線〈河根〉(1)県道宿九度山線〈河根〉(2)
  • 平成30年台風24号について
    平成30年9月30日(火)
    【避難準備情報】
    30日(火)午後1時に町内全域に発令。午後11時30分に解除。
    【避難所開設数・避難者数】
    九度山小学校体育館 1人
    九度山中学校体育館 1人
    九度山文化スポーツセンター 4人
    旧古沢小学校体育館 0人
    河根中学校体育館 2人
    くどやま森の童話館 0人
    九度山町ふるさとセンター 0人
    九度山町中央公民館 10人
    合計8施設 計18人
    【主な被害】
    ①椎出長坂地区で、倒木により、家屋破損。
    ②北又地区で崩土。