東海道線(とうかいどうせん)、東海道本線(とうかいどうほんせん)
沿革
明治5年(1872)9月、新橋-横浜間で鉄道が開業(1)。
1887年(明治20)7月11日、新橋-国府津間の鉄道開通(東海道線)(1)。
1889年(明治22)2月、東海道線の松田駅、山北駅開業(1)。同年7月、東海道本線の新橋-神戸間が全線開通(1)。
- これにより国府津は足柄平野、箱根・伊豆への入口として重要視されるようになり、急速な発展をみた。これに対して小田原は衰えたが、この頃から休養地として知られるようになり、伊藤博文の滄浪閣から山県有朋の古稀庵(1907・明治40年)に至るまで、名士の邸宅が数多く作られた(2)。
1920年(大正9)10月、熱海線の国府津-小田原間が開通、小田原駅開業(1)。
1922年(大正11)5月、東海道線下曽我駅が開業(1)。
1934年(昭和9)12月、丹那トンネルの開通に伴い、熱海線が東海道本線となり、国府津-御殿場-沼津間は御殿場線に改称した(1)。
参考資料
- 「年表」播摩晃一ほか編『図説 小田原・足柄の歴史 下巻』郷土出版社、1994、148-151頁
- 倉田俊丸『ある城下町の教会 小田原教会七十五年の歩み』日本基督教団、1962、7頁