ねっこには、若者も、集ってきます
とても めんこくて そして みな 優しくて ちょっと不器用です。
そして、困った時には、いつも、かけつけてくれる、ねっこの助っ人達でもあります。
今年も雪が沢山降って、ねっこのベランダも、雪が積もって、窓ガラスがそろそろ危ないな・・と思っていてフェィスブックで、何気に、私が「ねっこのベランダの雪下ろしも頼むわ~!」と書いたところ
早速、その日、ねっこの昔からの常連の若者が、仕事終わりにかけつけて、ベランダの雪下ろしをしてくれたそうです。
そして、そんな折、洗面所の排水ホースが、破裂して大騒ぎ!
「これなら直せるかも。」と、ホームセンターに、走ってくれ、材料を買って来て、なんと 修理をしてくれたとのこと***(*^_^*)
修理を業者に頼んだら、また、お金が飛んでいったところを材料代だけで、すみました。
いつも、かけつけてくれて、ありがとうね**
まだ、ここに来た頃の彼の姿を思い出し、たくましい大人に成長したな。。。と胸がちょっと熱くなりました(*^。^*)
彼は弟に連れられてやって来た
18歳の時、はじめて、ねっこに来た時のまだ幼い感じが残っていた。
彼が、ここに来たのは、6年前。
ここに来たきっかけは、一番下の小学生の弟が、友達も行ってるという、ねっこに行ってみたいけど、ひとりでは
心細い・・・(>_<)
「お兄ちゃん、一緒に、ねっこぼっこのいえ」についてきて!」と、お願いされ、
しぶしぶ、かわいい弟に付きあわされて来たのが始まりでした。
しかし、とてもシャイな彼・・
ねっこは、親子連れが多くて、子持ちのお母さん達の中に、若い男の子がひとりいるのは
なかなか、厳しいものがあったと思います。それでも、弟に、また行きたいから、一緒にきて!とお願いされ、しぶしぶを繰り返し・・
そんな中、いつの間にか、気付けば、彼の前に、子ども達の群れが出来るようになり・・
実は、兄弟の多い彼は、子どもと遊ぶのが、とてもうまく、子どもが大好き♪
「ねえ、今日は、お兄ちゃん来る?」
「お兄ちゃんと、今日、遊ぶの!!」
「お兄ちゃん、また、絶対遊ぼうね!」
あっというまに、子ども達のカリスマになって、大人気になり、ねっこには、なくてはならない人になりました。
いつの間にか、弟がいなくても、ねっこに遊びにくるようになり、そして、ねっこボランティアへ**
その頃、ねっこにも、若者が次々と現れ、若者同士で、楽しく過ごすことも多くなりました。
彼の20歳をスタッフみんなでお祝いした年、良い職場と出会って、社会人へと巣立って行きました。
社会人になった今も、休日に、ふらっと遊びに来ては、子ども達と遊んだり、手伝いに来てくれます。
ねっこで、子ども達に愛され、そして、親世代から「ありがと~!助かるわ~!」と、感謝され、同世代の仲間達とわいわいやっている
若者世代の姿や、成長を、みんなで、感じたり、見守ったり出来る幸せを、しみじみ感じます。
この子だけじゃなく、ねっこには、若者世代も、沢山、一緒に 育ち合いをしています。
ねっこの若い衆、ここに出会ってくれてありがとう ねっこをいつも支えてくれてありがとう
そして、いつも 私達に 「希望の匂い」 を運んでくれて ありがとう***
<こばまゆ>
解説
「ねっこ」とは「ねっこぼっこのいえ」のこと。代表の小林真弓さんたちは親しみをこめて、ここで起こることや人を「ねっこの」と頭に付けて呼びます。ねっこぼっこのいえは、子どもと母親が幼稚園の放課後を借りて集まって助け合う活動をさしています。それにとどまらず、子どもに引き寄せられるように、地域の老若男女、札幌市役所、学校や福祉、学術、メディア関係者などが集まって仕舞う場所になっています。街を繋ぎ直す効果に着目した研究対象としても評価されています。