プランニングである。社名にレンタルという言葉がない

株式会社プランニング・ホッコー。この会社、プランニングである。レンタル業からスタートして、お客様のために映像とサインの業務を起こし、社名からレンタルという言葉をなくした。三つの業態を効率良く合わせた運営形態は他にない。

イベントで使う全てのものをレンタルという手段を使って、提供する。社内のクリエイターが渾身で取り組んで、企画力とサービスで顧客の喜びを支えている。社長の池崎豊さんが描いた会社像がそこにある。

ドイツ村:さっぽろ夏祭りのビアガーデンを美しく彩るドイツ村の施工はプランニング・ホッコー

 

さっぽろオータムフェストをスタートから支えた

2008年からのオータムフェストの受注には社運をかけたところがある。札幌では初めて使われる新たな欧州メーカーのテント、いままで白一色だったものが、黒や臙脂など、コンセプトにあわせた会場をつくりだす。難しいコンセプトをデザインする力が評判を呼び、北海道の野外イベントの流れを変えたといわれた。オータムフェストの色合い、風景を施工したのはこの会社である。もちろん、衛生管理、上下水道の設置、安全管理なども含めて、まるで本物の街、理想の都市を建設するように現場を築き上げる。「食のイベントはホッコーさん」といわれるようになった所以だ。オータムフェスト以降、札幌や、道内のイベントが洒落たものになってゆく。

 

発足当初から顧客にブランドを冠されてきた

しかし、この会社「大きなモニターやプロジェクターはホッコーさん」とか「映像はホッコーさん」とか、会社の発足当初から時代のなかで、たえず特筆されるブランドイメージを顧客から冠されてきた。なぜ、その時代に即して変化し、成長してこれたのか。社長の池崎豊さんと、総務部長の工藤悦子さんにインタビューをした。
 

大怪我をしない失敗を繰り返す度胸と理性

まず、社長から聞かされたのは、大笑いしながらの失敗談。「ゴカイで五階建のビル建てようとおもったら、大失敗」とか「海外でぬいぐるみ作ったら、目が頭の上についてんだよ。文句言ったらちゃんと鳥に見えるだろ。ついてなかったら文句言えといわれた」とか「バンコクの会社に作らせたものをお金を振り込んで取りに行ったら、ものけの空だった」と大笑い。そのつど、違うところに付いた目の付け直しもふくめて、社長を支えてきた工藤さんは「もう、やめてほしい」と言いながらも一緒に笑っている。「失敗もあるけど、いろいろやるから、成功もあるし、社長は大怪我はしないの」という。


 

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