え?渋いオリゴノールが甘みと混ぜるとものすごい美味しい
「え?渋くて苦いはずのオリゴノールが甘みと混ぜるとものすごい美味しい」管理栄
養士の一人が割と大きな声で驚いてみせると「どれ?どれ?」と真似する人が出る。そこへ、試食として提供されたプリンとオリゴノール入りのソース。オリゴノールは大きな分子のポリフェノールの鎖を短くして、腸からの吸収を早く、多くしたもの。札幌のアミノアップ化学(社長:藤井創)が開発、国内と海外で販売さられている。
舐めてみると、渋いタンニンの味。柿や赤ワインの渋みと同じ成分だという。これが、デミグラスソースやサバ味噌、ナスの味噌炒めなんかに入れると、講習を受けた栄養士たちが「機能性食品ということだけど、調味料としての可能性がありますね」という。実際、味に深みが出るという。
「薬ばかり飲んで、飲んだとか忘れたと言っているお年寄りに、食事の味が良くなったとかで抗酸化物質を食べてもらえるのなら、血流の改善や皮膚の改善、疲労の軽減などを期待できて、嬉しいっす」という栄養士さんがいた。
イータスって、普通に美味しくない?アスパラの根元からとったの?
眠りの質を良くするというETAS。これも舐めてみると、苦いどころが、美味い。そう、プリンのカラメルソースに爽やかな酸味があるような。これもこのまま料理屋デザートの調味料になるかも、楽しい試食会になっている。アスパラを収穫した時に出る切り落としの部分を使って採取するという。名寄で無農薬に取り組む株式会社よねざわ農園の米澤広樹さんが、楽しそうに畑の話をします。そのままでも美味しいアスパラにオリゴノールやETASを直接かけ始める人もいて、美味しいとか苦いとか結構な騒ぎだった。
「認知症のお年寄りがね、街で普通に過ごせるような社会にしたいわよ。なかなか難しいと思うの。でも、薬で行動を抑え過ぎるのでなくて、例えばETASをね食事の中でとってもらってぐっすり眠ってくれたら、徘徊の対応とか、介護する側も助かるのだけど、本人が一番、眠られて幸せなのよ。そういうことも、一歩だと思うの」と話してくださる参加者がいた。
上記は2017年6月12日を第1回として札幌エルプラザの調理実習室で開かれた「機能性給食応用セミナー」。
「管理栄養士さんを対象としたセミナーを開催致しました!これからの高齢化社会に向け、機能性を持たせた食事に注目が集まっています。そんな中、オリゴノールやETASを使用したお料理を試食いただきました」とフェイスブックに報告が載っている。
主催したのはアミノアップ化学の北館さん。近寄りがたい男前かと思ったら、