2019年度市立札幌大通高校での「総合実践」の授業を簡単にご紹介いたします。
総合実践とは、実際の経済社会で役立つ実践的内容の学習を通して、ビジネスに関する総合的な知識と技術の習得を目指す科目です。また、座学やグループ学習を行い、学習内容についてイベント等での商品販売や商品開発を通して実践し、ビジネス社会における総合的な知識の習得と技術の体得を行うことを目的としています。大通高校の総合実践は「価値」をテーマに授業展開しています。
授業の流れは次のとおりです。
総合実践1回目・・・導入
オリエンテーション
インプット・アウトプットを繰り返すことや社会との連携。自ら問いを立てる力。協働する力。他人事から自分事へ。
総合実践2回目・・・キャリア教育
自己紹介/轍/どのカード拾うのか。
総合実践3回目・・・価値
大通高校を知る/商品の価値/情報の編集。
総合実践4回目・・・商品開発
株式会社SAVON de SIESTA 講話 ⇒ 「消費者と地域を製品でつなぐ」をコンセプト
消費者に与える情報が多いほど商品の価値が上がる。
総合実践5回目・・・価値
大通高校の商品価値/価値を伝える/価値を売る。
マーケティングの基本用語。
総合実践6回目・・・地域連携
SDGs 講話 ⇒ 17の目標
札幌市 ⇒ SDGs未来都市、フェアトレードタウン
人間が地球1個の資源を使い尽くす日が早くなっていくと、次代を担う子どもたちの世界はどうなるのか。
総合実践7回目・・・価値や情報を編集する
価値を伝える/価値を売る
ディズニーランドの客単価が高い理由。売れる仕組みを作ること。
ホームセンターで年間60本しか売れなかったが、年間1,000本に販売数を増やすことが出来た理由。
総合実践8回目・・・協働
ハチミツの商品価値を伝える/店舗作り
販売実習でお客様に伝えたい価値は何か。
総合実践9回目・・・企業を知る
株式会社沢の鶴 講話 ⇒ 酒米でイノベーション、日本酒の未来のためにチャレンジ
総合実践10回目・・・デザインの力
○○名菓のロゴ・パッケージデザインの検討/オータムフェストのシフト作り/店舗作り
プロのデザイン力 ⇒ 本物は凄い
総合実践11回目・・・視点を変える
店舗作り/リユーザブルパッケージの使い道を考える
POP・ポスター作成
総合実践12回目・・・協働
店舗作り
POP・ポスター作成
総合実践13回目・・・考察
オータムフェスト中間報告
現金過不足の原因
総合実践14回目・・・実社会
オータムフェストでリアルを知ろう/総合実践を振り返る
損益計算書から大通高校のはちみつを知る
ワードクラウドでキーワード作成 ⇒ 「 価値 」
総合実践15回目・・・思考
マインドマップ作成
総合実践16回目・・・報告
丸井今井札幌店で甘酒の販売実習報告・奈良ラウンドテーブル参加者の報告
総合実践17回目・・・振り返り
総合実践を振り返る ⇒ Wordで文章作成
総合実践18回目・・・振り返り
Wordで文章作成したものを「ライティングディスカッション」実施
総合実践19回目・・・情報発信
学習到達度調査について・振り返り文章のタイトルを13文字以内で作成
総合実践20回目・・・R80
世界事実クイズ
R80の説明・演習
総合実践21回目・・・答えをアップデートする
問いを繰り返し、自分の答えの変化を探る。
授業のまとめはR80の実施
総合実践22回目・・・準備
準備の必要性
ポスターで振り返る大通高校プレゼン大会の歴史
総合実践23回目・・・R80プレゼン準備
パワーポイントでスライド作成 ⇒ 写真選び ⇒ R80 ⇒ タイトル作成
総合実践24回目・・・R80プレゼン準備Ⅱ
言語化・言葉の取捨選択
総合実践25回目・・・授業内R80プレゼン発表会
生徒たちの振り返りは次のとおりです。
番外編